2019年06月27日
砂上トレーニングの効果と目的
女子サッカーW杯@フランス大会にて、なでしこJAPANはラウンド16でオランダに「1-2」敗れて大会から姿を消しました。
圧倒的な数の決定機を逃し、終了間際にPK献上での敗戦。
思わず「惜しい」って、納得させたい試合内容ですが...
そもそも「惜しい」って、なんだろう?
切り替える理由でサクッと使っていましたが「負け」には変わらず。
今回の結果とは関係なしに、そもそも「惜しい」ってNGワードのようにも思えて来ました。
「勝ち」or「負け」しかないのだから、相手どうこうの理由もなくチームに原因がある。
「格下だから」とか「相手のペースにのまれるな」とか、そんな次元じゃなく。
ここに日本と世界との差を感じる、まさに「Japanese issues」!!
悔しさに偽りがなく、素直にシュートを決めきれなかった事を振り返る。
フィニッシュまでは見事なシーンが多数ありました。
スポーツは、勝負事である為に「心技体」と密接な関係にあります。
その中でも世界から見た日本の課題は、昔から線の細い「体」ばかり着目されて来ましたが。
優先順位から行くと「心」で「体」で「技」じゃないかなと。
特に瞬発的なシーンが増えるスポーツに関しては「心・体・技」の順になるような気がします。

国内最高峰のフットサルリーグ「F1」昇格を目指す「アグレミーナ浜松」。
今シーズン3回目の砂上トレーニングを実施しました。
W-UPで海までランし、帰りに坂道UPからの坂道DOWNのダッシュで幕開け。
砂の気温が上がる危ない暑さの中、約2時間行いました。
坂道の後は、アジリティ強化のサーキット8種目。
シーズンも始まっているので、前とはまた違ったアプローチでメニュー構成。

3回目という事もあり、徐々に砂上でのボールの扱いも安定して来ていました。
疲労回復力を上げる、また同時に体の軸を整えるコンディショニングアップを目的としたトレーニング。
他にも日頃の環境からのリフレッシュも兼ねて。
明るい雰囲気で進んで行きますが、もっともっと体育館以外でのコミュニケーションを取れると良くなりそうな気がしました。
ここでも心技体の心の部分だと思います。
監督と選手の信頼も含め、言いたいことを言えるようなチーム環境であること。
結局は、言えない現場が多いですからね。

今までになく、ビーチサッカー特有のメニューも取り入れてみました。
フットサルとは違った角度からボール扱いを考える。
同じ球体を蹴るスポーツですが、ボールアプローチには癖が付き物ですから。
その癖に気づいたり、苦手な部分に気づいたり。
環境が変わると、いつもと違って素直な自分になれたり。
こうした効果的なトレーニングにする為の砂上練習です。

最後は、これまた初のゴール付きゲーム。
後方から前に届けるパスの精度も高くなり、特別ルール得点倍となるダイレクトシュートも増えてました。
今回GKは別メニューでしたが、競技人数がビーチサッカーと同じですから視野の取り方は近いものがあるでしょう。
Fリーグ2部のスケジュールは、試合間が開いているのでチーム作りとしては大変だと思います。
興行を見込めない場合は試合数が減った方が経営的には楽でしょうが、国内最高峰のフットサルリーグ「F1」を目指す以上は、この課題も視野に大改革が必要でしょう。
2020東京五輪を控えている競技の五輪バブルは、すでに始まっています。
同じアリーナスポーツで言えば、バレーもバスケもこのチャンスにお金を駆け出しました。
7月5日(金)19:30KO @浜松アリーナにて「トルエーラ柏」を迎えたHOME開幕戦!
実況では「惜しい!」と言っても、本当は「惜しい!」なんて言いたくないんです。(笑)
「チーム改革とプレイヤー再生」のシーズンへ。
ジュビロ磐田も毎週30分でも砂上トレーニング入れてみて欲しいな〜
Posted by サワダタツヤ at 11:00
│EARTHecoBeachSoccer