2013年03月13日
第1回 静岡県ビーチサッカー高校選手権 ~後編~
静岡県ユース選抜と全国高校サッカー選手権の優秀選手中心で構成されて戦う。
【第28回ヤングサッカーフェスティバル】が草薙で開催されていた3月10日。
大東では、スパイクを脱ぎ、芝生を砂に変えた高校生の戦いが行われました。
前回の【前編】をご覧になっていない方は、振返りからどうぞ!
(※浜名のナイスくん、カメラ目線)
今回のレギュレーションは、総当りリーグ戦で順位を決めます。
元々サッカーチームで人数多目なので、全員が試合に出られるように公式時間の12分×3本にしました。
開幕戦は、【浜名】vs【加藤暁秀】!
両チームにとって、初ビーチサッカーの対戦です。
しかし、1st timeからこっち側の心配無用の点の取り合い。
お陰で会場の雰囲気も初戦から盛り上がって行きました。
何事もやるからには全力を!
1st timeが終わった直後の浜名ベンチ。
スポジックの拠点となっている浜松市(西部地区)のチーム参戦は非常に嬉しい出来事。
継続して行きたいとの声も頂いたので、今後が楽しみです。
2nd、3rdとなっていくと、プレーにも無駄が無くなっていきGKも上手く使うようになって来ました。
指導者も驚く、いつもと違う選手達の表情。
観戦に来ていた保護者達も楽しそうに笑いながら応援していました。
仕事も学校もそうですが、時に「なにやってるんだろ?」と感じてしまう瞬間があると思います。
フットボールも同じです。
但し、そんな時は時間だけ過ぎて行き、プラスを得るのは困難。
むしろ、マイナスを食い止めるので精一杯な感じ。
天下一武道会の趣旨にも通じる、フットボールを始めた原点を思い出させる役割。
指導者も含め、選手達も、日々葛藤の繰り返しだと思います。
しかし、何気ないキッカケが水を得た魚のように表情と共に生き返る。
開幕戦「9-3」、浜名が白星スタートを飾りました。
さて、2試合目は共に昨年ビーチサッカー体験を行った学校です。
【静岡学園】vs【常葉橘】
静岡県外の30代以上の人にはまだ少し認知が弱いかもしれない常葉橘ですが...
県内では中学・高校共にTOPクラスの成績を残しています。
現に今年の正月の全国高校サッカー選手権の静岡県代表は常葉橘でした。
一方、静岡学園は皆さんの想像通りなビーチサッカーをしてきました。
股抜きドリブル、ダイレクトでのパス回し、AIRパスも迷い無く、得点はGKも崩して。
動画撮影もしたので、編集したらスポジックの【youtube】でUPしますね。
GKの子も柔らかいスローで良いボールを配球していました。
その他、GKで言うと加藤暁秀の子は、足元が起用だったので色々教えたんですが。
最後の試合では完全に5人目のFPとして完成していました。
常葉橘は中学3年生も数名参加させていたようで、小柄な選手が目立ちましたが足元は抜群。
不慣れなビーチで上手く踏ん張れずシュートミスをする選手たちが全体的に多かったですが。
それも体幹がしっかりしている子は、逆に何度打ってもボールが浮かばなかったし。
間違いなく日々のTRでは見え隠れする点なので、ボクも勉強になりました。
前編でも書きましたが、何のためのビーチサッカー高校選手権か?
彼等の今とリンクさせて、未来に繋げる為がメインです。
でも、同じ静岡県でも東部や中部はビーチでボールが蹴れる場所がありません...
全国でも同じようにビーチサッカーを日常に取り入れられない環境で生活している人たちは多くいます。
こういったアクションを全国の各地域でも実施して貰い、ビーチサッカーを日常へ。
空いた公園のスペースに砂を入れてもビーチサッカーコートになって行きます。
ここ大東温泉シートピア隣接のビーチパークは掛川市が管理しています。(※掛川市寄りの浜松市から車で1時間程)
大東は有料ですが、磐田市に昨年7月完成の【ふくっぱ】は無料です。(※磐田市寄りの浜松市から車で40分程)
ボク的には、海の近くじゃなく、山中や街中に存在しても良いと思っています。
行政のバックアップがあれば実現に近づくでしょうが、現実は困難な地域ばかり。
ならば土地提供や協力してくれる民間企業、または個人の理解者から前進するしかありません。
現状そういった次なる展開への出逢いもないので、今はスポジックが何とかしようと歯を食いしばっています...
だから、稼げる額は知れてるけど精一杯働かないと...
子供達の未来と、サッカー王国静岡の再建、日本フットボール界に新しい風を...
ちなみに、リーグ結果は以下の通り。
1)【静岡学園】 vs 常葉橘 9-5○ / vs 加藤暁秀 7-1 ○ / vs 浜名 8-5 ○
2)【浜名】 vs 加藤暁秀 9-3 ○ / vs 常葉橘 4-6 × / vs 静学 5-8 ×
3)【加藤暁秀】 vs 浜名 3-9 × / vs 静学 1-7 × / vs 常葉橘 7-1 ○
4)【常葉橘】 vs 静学 5-9× / vs 浜名 6-4○ / vs 加藤暁秀 1-7 ×
各地域、行政や協会がダメでも協力してくれる指導者はいるはず。
1回や2回では参考資料に載せられない。
ならば、目に見える変化や噂を耳にするぐらいにまで続けないと。
まあ、こんな無名な自分や組織が動くより、動くべき人たちが動いたら普及はもっとスピードを上げますけどね。
一時期のビーチバレーが分かりやすい例です。
第2回はもちろん、今度は高校(ユース)に結びつく中学(ジュニアユース)も開催して行きます。
改めて、今回ご協力頂きました、各学校の先生や生徒、保護者の皆様にお礼を申し上げます。
ありがとうございました...