2017年11月08日
サッカーは守備からはじまる
ボクは、小1でサッカーをはじめ、高校3年までFWというポジションでプレーしていました。
アルゼンチンに行ってからはMFに変更されて、2列目から前に飛び出すセカンドストライカー的なポジションを。
根っからの攻撃型!
よって、自分の守備がチームの失点に大きく左右することもないと思って育ってきました。
だが、5人制のフットサルやビーチサッカーをやっていく上で、ひとり一人の守備力の大切さを痛感。
それからのこと「攻撃をしながら守備を考える、守備をしながら攻撃を考える」という戦術論に変わっていったのです。
そのため、今のスポジックのフットボールアカデミーも「守備」をメインテーマにしてトレーニングメニューを作成しています。
社会人のスポジックのビーチサッカーチームでも、これまで「守備からの攻撃が最大のチャンス」と伝えて来ました。
いま、そんな守備を更に見つめなす為に、あいた時間はサッカーの試合を観る時間に費やしています。
J1からJ3の毎節、海外リーグ。
ハイライトで追い、気になるゲームをフルタイム。
実況の勉強にもなるので、色んな視点から観察しています。
ちなみに、J1からJ3の最大の違いは「判断力と精度」。
強いチーム(高いレベル)に身をおく事の最大のメリットでしょうね。
この「判断力と精度」を単純に磨くと考えて行くとしたら「経験と自身」を増す。
うん、色んな仕事(職種)と同じですね。
となると、これって「チーム(組織)環境」の「質」の「追求」に結びつくかなと。
単純に「プロとアマチュア」で、何が違うか!
「責任感」
責任感が必要となる役職と、そーじゃない役職。
大いに働き方は違うでしょうね。
よって、考え方も変わってくるでしょう。
FWとDFの守備意識のように。
普段はひも解かない当たり前のことをひも解いて行くと通り過ごしていた再発見がある。
「絶対に遅刻できない日」と「遅刻してもいい日」。
そもそも「遅刻していい日なんてない」と気づきます。
よって「毎回が遅刻できない」となる。
通り過ごしていた再発見。
守備からサッカーを見る!
DF出身の経験者では当たり前のことかもしれないですが、日本人の半数以上が攻撃側からフットボールを見ているでしょう。
日本の男子がW杯で優勝するには、すぐれたストライカーじゃなく。
守備意識の高い、失点させないアンテナをもった選手たちを育て上げて行くことが、何より近道のような気がして来ています。
1人で最低2人以上、目標は3人以上、相手選手を目で追えるか。
それはフットサルもビーチサッカーも同じことでしょう。
とくに5人制ともなれば、両方に長けた選手がチームにとって欠かせないということにもなってきます。
守備から選手たちにフットボールの魅力を伝えるのは一瞬難しくも思いますが。
その考え自体が、ボクが持っているフットボールへの偏見のような気もしました。
そもそも1試合を通じて、守備している時間の方が長いのがフットボールですからね。
守備からはじまるフットボールの伝え方、学び方を考える。
これこそが、これから必要とされる選手像になっていくんじゃないかと思っています。
先日の「ルヴァンカップ」決勝「川崎F vs C大阪」戦なんて、まさに守備からのゲームでした。
MVPは杉本選手ですが、個人的にはソウザ選手でしたね。
川崎Fの攻撃スタートを高い位置から潰していく意識の高さは、まさに助っ人外国人選手として大きな役割を果たしていました。
曾て「松井大輔」選手がフランスのチームに所属していた時に「リーグアン」の実況を担当したりしてましたが、当時はあまりフランスリーグに魅力を感じませんでした。
しかし、ここ最近ひさびさに見て、熱いものを感じました。
パリには「ネイマール(ブラジル)」や「カバーニ(ウルグアイ)や「ディ・マリア(アルゼンチン)」のトップ選手たちが在籍していますが...
ボクは、元フランス代表「パパン」がいた時以来となるぐらい最近のマルセイユの戦いぶりに刺激を貰っています。
日本代表のDF「酒井 宏樹」選手も所属し、スタメン出場を続けています。
圧倒的な資金力のパリに対して、チームで立ち向かうマルセイユのフットボールに熱いものを感じた一戦。
もちろん他の試合も「個」だけじゃなく、「個」+「個」+「個」plus α のようなよく動いている戦いをしているマルセイユ。
まあ、それ以上にパリの「個」は凄いですけどね。(笑)
少し長いハイライトですが、雰囲気を含めてご覧になってみて下さい。
Posted by サワダタツヤ at 11:34
│サッカー